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赤毛のアンの「いちご水」”ラズベリーコーディアル”

アンの好物であるマリラが作ったラズベリーの甘い甘〜い飲み物。ラズベリーの果汁をお砂糖とレモン汁を使って抽出した濃厚な一品。ダイアナをお茶に誘った時、この飲み物でもてなそうとしたアンはとんでもない失敗をしてしまう…。『赤毛のアン』より
Prep Time 1 day
Cook Time 10 minutes
Course Drinks
Cuisine Canadian food, General

Ingredients
  

  • 1 kg ラズベリー 冷凍 or 生
  • 400 g グラニュー糖
  • 2 大さじ レモン汁

Instructions
 

  • 大きな鍋にラズベリーを全て入れる。この際、多少ラズベリーの量が多く感じても、調理中に体積は半分ほどに減るので問題はない。
  • 火にかけた上で、砂糖を加え、その砂糖を濡らすようにレモン汁をまぶす。ラズベリーが鍋の容量に比べて多い場合は砂糖は2度~3度に分けて加える。初めに加えた砂糖が溶け、ラズベリーから水分が出てきてから、残りの2度目、3度目の砂糖を加えると良い。
    *この時レモン汁は誘い水のような役割も担う。
  • 砂糖が溶けきって水分が十分に出てくるまでは底が焦げ付きやすいので、木べらなどで底から掬い上げるようにかき混ぜながら煮込んでいく。かき混ぜることで、果汁が砂糖に染み渡り、溶けやすくもなる。
  • 砂糖が完全に溶けて、果汁もひたひたになったら、果実を軽く潰しながら5分ほど煮る。
    *ビタミンは熱に弱いので、よりビタミンを保存したい場合は沸騰したらすぐに火から下ろすと良い。スウェーデンのサフト(Saft)などはなるべく火にかけないようにして調理される。
  • 火から下ろしたら、網目の細かい濾し器に果実ごとうつす。この際、もちろん受け皿となるボウルなどを用意する。
    *一般的には、この際に水を加えて濾しやすくするが、本レシピでは保存などの観点から水は加えずにおく。
  • 2~3回軽く混ぜたら、そのまま放置し、自然とシロップがボウルに落ちるのを待つ。この際、木べらなどで無理に濾してしまうとシロップに果実が混ざり、仕上がりが濁る原因になる。
  • 10~20分ほど放置して、それ以上 滴下することがなくなれば抽出は終了。
  • 一方、濾し器に残った果実と種は他の器に取り分けておく。この果実と種も後のレシピで使えるので、多少シロップが残っていても問題はない。
  • 抽出したシロップは消毒したボトルに入れる。冷蔵庫に入れれば1ヶ月以上保存が効く。飲む際は、冷水あるいは炭酸水などで好みの濃さに割って召し上がれ!
    *常温でも保存可能だと思うが、試したことがないので その辺りは自己責任でお願いします。正直な話、美味しすぎて、いつもひと月も経たない間に飲み干してしまう。
Keyword 果物, 飲み物