Zuppa di cozzeとは…
Zuppa di cozze(ズッパ ディ コッツェ)。
“cozze”はイタリア語で”ムール貝のこと。つまり、”Zuppa di cozze”というのは、”ムール貝のスープ”を意味するイタリアはナポリのスープである。
ナポリでは聖木曜日(giovedì santo)にこの料理を食べる習慣があるのだとか…。ちなみに聖木曜日は最後の晩餐の日のこと。
“Zuppa di cozze”は実際にトラットリアなどで注文すると驚く料理の一つで、何に驚くかというと、ムール貝がこれ以上乗らないだろうと思うくらい皿いっぱい盛り付けられて提供されてくるのである。
あまりにも多すぎて、スープが見えないことなどザラであり、極端な場合は、スープ自体ほとんど入っていないことすらある。
Zuppa di cozzeと言ってもムール貝だけでなく、店によっては海老や蛸など他の魚介が使われる場合もある。またトマトベースのものが主流だが、トマトを入れないバリエーションも存在する。
材料もつくり方もシンプルながら、その分ムール貝の旨味をそのままに味わえる。海産物の豊富な土地ならではの海の恵みがふんだんに使われた一品である。
それにしても、Zuppa di cozzeにしても、フランスのムール・フリット(ムール貝の白ワイン蒸しを1人鍋1杯食べる)にしても、西洋食文化では”ムール貝は大量に食べるもの”という先入観でもあるのだろうか。
ではZuppa di cozzeの本格レシピを紹介しよう。
Zuppa di cozze の本格レシピ
*本レシピは公開から一定期間経過しているので有料化しています。