Zigeunerschnitzelとは…
Zigeunerschnitzelとはドイツ・オーストリア料理の定番料理”schnitzel”のバリエーションの一つ。”Zigeuner”とはドイツ語で”ジプシー風”という意味で、つまりZigeunerschnitzelとは”ジプシー風シュニッツェル”ということになる。
＊現在では”ジプシー”という言葉は差別用語と見做されているが、あくまで料理名として定着しているので、ここではあえて”ジプシー風”の名をそのまま使用する。
Zigeunerschnitzelはパプリカをふんだんに使った甘酸っぱい”ジプシー風ソース”を、細かいパン粉を塗してたっぷりのバター(あるいはラード)で揚げた牛、または豚肉の切り身にかけたものである。
“ジプシー風”の名は、この料理のハンガリー風の調理法に由来すると言われている。
つまりパプリカはハンガリーの名産品であり、ハンガリーはジプシーが多く住む国として知られている。そのため、パプリカを使用したこの料理が”ジプシー風”と呼ばれるようになったというものである。
ちなみに、”ウィナーシュニッツェル”に関しては必ず仔牛肉を使用しなくてはならないが、その他のシュニッツェルは豚肉や鶏肉を使用しても構わない。
では、”Zigeunerschnitzel”の本格レシピを紹介しよう。
