Shepherd’s pie:羊飼いのパイ【本格イギリス料理】

羊飼いのパイ??Shepher’s pieとは…

Shepher’s pieはイギリス人が愛してやまないオーブン料理である。比較的長い歴史を持つこの伝統料理は1700年代の終わり頃には成立していたと言われる。実はその起源については定かではなく、イギリスの中でもアイルランド、スコットランド、北イングランドが、それぞれ自分達の地域が起源だと主張しているようである。少し調べてみると面白いかもしれない。

Shehper’s pieとは”羊飼いのパイ”を意味し、羊肉のミンチとジャガイモのマッシュ、そしてその他野菜を使用するパイ。パイとは言っても、いわゆる小麦粉で作ったパイ生地は使わず、代わりにマッシュポテトをミンチ肉の表面に被せてオーブンでこんがりと焼き上げる。

起源となった地域については未だ議論の炎は燃え上がり続けているものの、料理の成立についてはどこの地域でも似たようなことが語られており、まだ貧しく食糧事情も豊かではなかった時代に残りもの(Sunday roastの習慣とも関連する)を再利用するための料理が元となったと考えられている。

そのため、今でこそ羊肉を使ったこのパイはShepher’s pieと呼ばれているが、元々はCotageに住む貧しい農民達が食べていたことに由来してCotage pieと呼ばれていた。その後、時が下るにつれ、羊肉を使ったものをShepher’s pieと、牛肉を使ったものをCotage pieと呼びわけられるようになっている。

ちなみに、個人的には隠し味(?)に使用する”あるソース”は絶対に不可欠である。(詳細はレシピ内で)

では、家庭でも作れるShepper’s pieの本格レシピを紹介しよう。

残念ながら日本ではラム肉が必ずしも手に入りやすいわけでは無いので、状況によって牛肉で代用しても構わない。もちろん、その場合は上述の通りShepher’s pieではなくCotage pieと呼ぶ必要があるが…

Shepher’s pieの本格レシピ…

*本レシピは公開から一定期間経過したため有料化しています。

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