【フランス家庭料理】Ratatouille:ラタトゥイユ【本格レシピ&解説】

Ratatouilleとは

ラタトゥイユとはフランスはニース(NICE)、プロヴァンス(Provence)、オクシタニア(Occitan)、および地中海地域の伝統的な煮込み料理である。

茄子をはじめズッキーニなどの夏野菜(一般的な使用食材はレシピの項にて)がふんだんに使われ、小さく切ったそれらの野菜を炒めたのち、トマトソースで煮込まれる。

調理方法は、すべての野菜を一緒くたに調理するものと、それぞれの野菜を別々に調理し、最後に合わせるものと2種類あるが、プロヴァンスの伝統を守る立場の人々は後者を強く主張している。

“ratatouille” と言う名称は南フランスを中心としたオクスタニア地域で話されるオック語ratatolhaに由来すると言われており、元々“ratatouille” という名は18世紀ごろには雑多な煮込み料理を指していたのだという。

ところで、”ratatouille”は同じく地中海に面するシチリアの料理”caponata”との共通点を指摘されることが多い。

Niseは19世紀の半ばまではフランスの一部ではなく、のちにイタリア王国の王族となるサヴォイア家の統治下にあった地域である。実際、Niseには地中海側のイタリア北部の街と似た雰囲気があり、”ratatouille”と”caponata”の類似性もその辺りに起因するのかもしれない。とはいえ、実際は使われる野菜の種類や調理の一部過程が共通している程度で料理自体がそれほど似ているというわけでもない。

その他にも同じくプロバンス(あるいはComtadine)起源の”bohemian”、 Languedoc の”chichoumeille”、Basqueの”piperade” などを始め、類似性を指摘される料理は多く存在する。

では、”ratatouille”の本格的なレシピを紹介しよう。

Ratatouille本格レシピ

Ratatouilleに使用される野菜としては…

*記事公開から一定期間経過したため本レシピは有料化しました。

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