Винегретとは…
Винегрет(ビネグレット) とはロシア料理のサラダの一つ。この料理を知らない主婦はいないと言われるほどにロシア家庭に親しんだ料理である。
しかし、実は料理そのものの起源はロシア食文化には属さず、ドイツ、あるいはスカンディナビア料理の枠組みにあると考えらている。
とはいえ、18世紀ごろにヨーロッパから取り入れられたこの料理は、ロシア食文化の中で独自の変化を遂げ、現在では多くの国で”ロシアのサラダ”であると認識されるほどにロシア料理に深く根付いている(あくまでロシアのサラダの一つという意味で、一般にロシア風サラダというと”сала́т Оливье́:Olivier salad”を意味する場合が多い)。
Винегрет(ビネグレット)の名前は、フランス語で”酢”を表す”vinaigre”に由来すると言われる。現在のロシア食文化の中ではВинегретは植物油、あるいはマヨネーズであえられるが、19世紀ごろには酢、マスタード、オリーブオイルをベースにした、いわゆるドレッシングが使用されていたため、この名がついたと考えられる。
使用する食材にはある程度のバリエーションが存在し、レッドオニオンを加えるものや、豆を加えたもの、さらにはピクルスの代わりにザワークラウトを使用したものなども存在する。野菜の他には林檎、ニシン、サワークリームなどを加えるレシピもある。
それでは、Винегретの本格レシピを紹介しよう。
Винегретの本格レシピ
*記事公開から一定期間経過したため本レシピは有料化しました。