クラスタシアンの”ガーリックローストクラブ”とは…
“The Roast Crab”というのはサンフランシスコの有名レストラン”クラスタシアン(Crustacean)”の名物料理であり、丸々一杯の蟹をガーリックオイルでローストした豪快な一品。
日本で蟹といえば、塩茹でしてそのまま食べたり、蟹すきにしたり…と、どちらかというとさっぱりとした食べ方が主流だが、こちらの料理は全く方向性が違う。
蟹を一杯丸ごとガーリックオイルでしっかり、濃いめの味付けに調理される。蟹の身はしっかりと油を吸う上に、味事態は淡白なのため濃厚なガーリックオイルとの相性は抜群である。
ちなみに、店での値段は時価(30~50ドル)で、一品料理としてはやや高めだが、そこは蟹なので仕方ない。しかしながら、調理法自体はそれほど難しいわけでもないので、その味を家庭で再現することも可能である。蟹の値段次第ではあるものの、家では食材費全部合わせて1000円以下で作ることもできる。
アメリカの蟹”ダンジネスクラブ”
クラスタシアンのガーリックローストクラブに使われている蟹はダンジネスクラブ(Dungeness crab)で、日本ではアメリカイチョウガニと呼ばれるかなり大型のカニである。
アラスカあたりからカリフォルニアにかけての北米の西岸に分布する蟹で、アメリカ西海岸では非常にメジャーな食用蟹とされる。サンフランシスコのフィッシャーマンズワーフでも名物としても有名。
“Wikipedia”より引用
甲幅20cm程度で、身はしっかりして締まっており、食感もよく、味は程よく甘くさっぱりしている。油の相性が非常に良いため、シンプルに溶かしバターをつけて食べる場合もあると言う。
ちなみに残念ながら日本では手に入りずらい。
ではクラスタシアン風ガーリックローストクラブの作り方を紹介しよう。
クラスタシアン風ガーリックローストクラブの本格レシピ
基本的に量は全て適量。蟹はそのものでしっかりと味があるので、そこまで慎重に材料を測る必要はない。ただし、あまり濃く味をつけすぎると蟹の味がわからなくなってしまうので注意が必要。
クラスタシアン風ガーリックローストクラブ
Ingredients
- 1 杯 ズワイガニ ボイル
- 4 片 ニンニク
- 20 g バター
- 適量 レモン汁
- 適量 オリーブオイル
- 適量 パセリ
- 適量 ブラックペッパー
Instructions
下準備
- まず、蟹を用意する。通常日本で購入できる蟹はボイルされたものが多いが、仮に生の蟹を使う場合は事前に塩茹でしておく。
- にんにくはおろして、多めのオリーブオイルでじっくりと炒めておく。
- 蟹は甲羅を外し、エラなどを取り去る。さらに、足や爪も外しておく。
本調理
- 足をさらに節ごとに割って、にんにくオイルでじっくりと炒め、ガーリックオイルを十分に蟹に絡める。
- 耐熱容器に蟹の足と胴を並べ、みじん切りにしたパセリ、ブラックペッパー、バターをのせる。
- 先ほどのフライパンに残ったガーリックオイル、炒めた際に出た蟹の汁、レモン汁を上からかける。胴体には甲羅を被せる(蒸し焼きの状態にできる)。
- 200度に予熱したオーブンに入れて約15分ローストする。時間が長すぎると、身がパサパサになったり、汁気が蒸発しすぎてガラス皿にこびりついてしまうので注意。*実際には蟹にはすでに火が通っているので、神経質に火を入れる必要はない。ここでは味を濃厚にし、かつ香ばしさをつけられればよい。
ガーリックローストクラブの材料は以下の通りです。
上述した通り、日本でダンジネスクラブを手に入れるのは手間がかかりますので、ズワイガニを代わりに使いました。
・ズワイガニ(ボイル):1杯
・ニンニク:4片
・バター:20g
・レモン汁:適量
・オリーブオイル:適量
・パセリ:適量
・ブラックペッパー:適量
基本的に量は全て適量です笑
蟹はそのものでしっかりと味がありますので、そこまで慎重に材料を測ったりする必要はないです。ただ、あまり濃く味をつけすぎると蟹の味がわからなくなってしまうので、そこだけ注意。。
“ガーリックローストクラブ”を作ってみよう!!
まず、蟹を用意します。普通購入できる蟹はボイルされたものか思いますが、仮に生の蟹なら事前に塩茹でしておくことをお勧めします。
今回はダンジネスクラブの代わりに安く手に入ったズワイガニ(1杯約800円)を使います。なかなか立派でしょ。
にんにくはおろして、多めのオリーブオイルでじっくりと炒めていきます。蟹は甲羅を外し、エラなどを取り去ります。あと足や爪も外しておきましょう。
足をさらに節ごとに割って、先ほどのにんにくオイルでじっくりと炒めていきます。ガーリックオイルが十分に蟹に絡むよう炒めますが、乱暴にガシガシすると蟹の身がばらけてしまうので注意が必要です。
炒めた蟹を今度はオーブンでローストしていきます。うちには鉄板がないので、耐熱のガラス皿を使用しました。
足と胴体(?)をガラス皿に並べ、みじん切りにしたパセリ、ブラックペッパー、バターをのせます。その後、先ほどのフライパンに残ったガーリックオイル、炒めた際に出た蟹の汁、レモン汁も上からかけます。胴体には甲羅を被せます。
200度に予熱したオーブンに入れて約15分ローストします。時間が長すぎると、身がパサパサになったり、汁気が蒸発しすぎてガラス皿にこびりついてしまうので気をつけましょう。
実際蟹にはすでに火が通っているので、神経質に火を入れる必要はありません。味を濃厚にし、かつ香ばしさをつけられればいいと思ってください。
ローストが完了したら、お皿に盛りつけます。ガラス皿に溜まったガーリックオイルも残さずかけましょう。
盛りつけ方は自由ですが、甲羅ごと立体的に盛り付けるとなかなか迫力があります。
斜め横からと、正面からの写真。なかなかの迫力です。
甲羅を外すと…
パセリとニンニクの香りがスパイシーに香ります!!
もちろんこのまま齧りつくのもありですが、下写真のように蟹の身をほぐして一気に食べるのも個人的には好きです。
ただ、正直かなりのボリュームなので、蟹一杯で2人前くらいかもしれません。
僕は今回1人で食べましたが、ちょっと多かったです。。