Bauernfrühstück 農夫の朝食 とは??
Bauernfrühstück。Bauerはドイツ語で農夫、frühstückは朝食。つまり”農夫の朝食”。
簡単に言うと、日本で言うところのジャーマンポテト(ドイツではBratkartoffelnと呼ぶ)を卵液でとじたような料理である。つまり、ジャガイモと玉ねぎとベーコンの炒め物を具材としたオムレツとでも言ったところだろうか。
*必ずしもオムレツ状のものばかりではなく、炒り卵のようなボロボロとした形で提供される場合もある。

さて、この”農夫の朝食”。もちろん 名前の通り朝食として食べても構わないのだが、実はドイツ本国では朝食として食べられることはあまりない。というのも、ドイツでは朝食は調理を必要としない”冷たい食事”で済まされることが多いからである。
とはいえ、いつ食べるかは個人の自由。好きなタイミングで食べるとよろしい。じゃがいもとベーコンがしっかりとしたボリュームを与えているので、夕食を簡単に済ませたいときなどにも良いかと思う。
ちなみに、ドイツにはもう一つ”農夫”の名を冠する有名な料理がある。それは根菜とヴルストを使った素朴なズッペ “aintopf (アイントプフ):農夫のスープ”。素朴でお腹の膨れる優しい味わいの料理である。こちらについてもまたいつかレシピをあげることにしよう。
Bauernfrühstück : 農夫の朝食 の本格レシピ!!

Bauernfrühstück:農夫の朝食
ドイツ風ジャガイモのオムレツ
Ingredients
- 100 g ベーコン 脂の乗ったブロックべーコンがおすすめ
- 2 個 じゃがいも
- 1 個 玉葱
- 2 個 卵
- 適量 マヨネーズ
- 適量 ラード 脂でも良いが…
- 適量 ハーブ マジョラムなど
Instructions
下準備
- ジャガイモは流水で綺麗に土を落とし、そのまま熱湯に入れて茹でる。ある程度火が通れば、ジャガイモを取り出して、流水にさらしながら皮をむき、一口大に切っておく。
- ベーコンは分厚いブロックを使い、大きめの角切りにする。玉ねぎは荒いみじん切りにしておく。
本調理
- フライパンに少量のラードを敷き、ベーコンを焼き色がつく程度に炒める。表面がカリッとするくらいになるとよろしい。ベーコンは一度皿に取り置いておく。
- ベーコンを炒めたフライパンは洗わずに、ベーコンの油を使ってジャガイモの表面をカリカリになるように炒める。十分に炒めたらジャガイモも別皿に取り置いておく
- さらに同じフライパンで玉ねぎをきつね色になるまで炒め、先ほど炒めたベーコンとジャガイモを加える。マヨネーズを適量加えて、全体に満遍なく絡むように炒め合わせる。
- 溶き卵を回しいれ、固まり始める前に一度手早く軽くかき混ぜる。半熟になればフライパンを火から下ろす。好みでオムレツのように閉じるのも良い。
- マジョラムなど好みのハーブを散らして完成。
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