Fisksoppa:サフラン香るスウェーデンの定番シーフードスープ。【スウェーデン家庭料理本格レシピ】

“Fisksoppa”とは…

“Fisksoppa”というのは、スウェーデン語でそのまま”魚のスープ”を意味する。Fiskが魚でsoppaがスープである。スウェーデンで有名なスープというと、伝統的に木曜日に食べられていた”黄色”の豆のスープ Artsoppaや、キノコをふんだんに使用したSvampsoppaなどが挙げられるが、実は このFisksoppaというのもスウェーデンで最も食べられているスープの一つである。

さて、北欧のシーフード系のスープというと、おそらく大半の人はサーモンのクリームスープを思い浮かべるのではないだろうか。だが、実はスウェーデンで定番のこの魚のスープはサフランで風味づけされた黄色いスープである(サフランはスウェーデンの食文化では度々登場する)。

ちなみに、日本でも人気のサーモンのクリームスープ Lohikeittoはフィンランドの定番の料理である。スウェーデンとフィンランド。お隣の国だが、同じ北欧圏だとは言っても食べられるものは意外と異なる。両国間で似ているようで異なる料理たちについてはまたそのうち紹介しよう。

残念ながら、北欧の食についての情報は日本ではまだ広く知られているとは言い難く、かくいう私自身もスウェーデンで生活するまで このスープのことは知らなかった。その他の北欧文化は比較的早い段階から日本でも受け入れられているのだが…(例えば家具屋のIKEA、食器ブランドのittala、洋服のH&M などなど)。

では、どのようなスープなのかというと…

北欧らしく生クリームとディルをたっぷりと使ったスープで、上記の通りサフランで色付け、風味づけされ、トマトの酸味もほのかに効いている。サーモンのみを使うLohikeittoとは異なり、具材にはいくつかの種類の魚介類を使う。もちろんスウェーデンの食とは切っても切り離せない海老は忘れてはいけない。

いかがだろうか?想像しただけでも美味しそうだとは思わないだろうか。では、そんなスウェーデンの定番魚介スープ”Fisksoppa”の本格レシピを紹介しよう。

“Fisksoppa”本格レシピ

*記事公開から一定期間経過したため、本レシピは有料化しました。

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