Pyttipannaとは…
pyttipannaというのはスウェーデン語で”フライパン(panna)の中(i)の小さいもの(pytt)”を意味する料理である。
この料理は、名前のとおり細かく切ったじゃがいもなどの材料をフライパンで炒め合わせたもので、じゃがいもが主食であるスウェーデンでは定番の家庭料理である。スウェーデンでは茹でたじゃがいもは日常的に食べられるので、その残りなどを使って作られることも多い。
主食であるじゃがいもを他の具材とともに炒め、さらに卵も使うことからか、スウェーデン風チャーハンなどと言われることもあるのだが…個人的にはその表現はしっくりこない。こちらではスーパーなどでも冷凍のものが買い求められたりするが、チャーハン的なものを想像して食べるとおそらくだいぶ隔たりがあるかと思われるので、注意されたし。
ちなみにこの料理は北欧圏では広く食べられているもので、例えばお隣のフィンランドではPyttipannuと呼ばれる。また、北欧圏以外でも類似の料理は存在し、僕の知る限りでもドイツの”農夫の朝食 : Bauernfrühstück”など(卵の使い方は違うが)が挙げられる。
スウェーデンでは、この料理にはFalukorvと呼ばれるスウェーデン起源の太いソーセージが使用されるのだが、これがまた大きいものでは1.5kgほどの重量で売られているのである。また、付け合わせには、こちらもスウェーデン料理の定番の付け合わせの一つであるビーツのピクルスや、きゅうりのピクルスなどが合わせられることが多い。
では、pyttipannaの作り方を紹介しよう。
Pyttipannaの本格レシピ
*本レシピは公開から一定期間経過したため有料化しています。